2010年7月3日に、奈良旅行に行ったときの写真。
奈良県奈良市・東大寺/春日大社。
大和郡山城で全身ずぶ濡れになった体をひきずりながら東大寺へ。
かわいらしい鹿たちの存在に慰められました。
しかし鹿せんべいを買ったとたん5〜6頭の鹿にロックオンされ、
追いかけまわされた揚句、囲まれて角でぼてくりまわされるはめに……。
最終的にせんべいを遠くに放り投げて事無きを得ましたが、怖い。
鎌倉建築の粋をあつめて造られた南大門。
大仏殿は松永・三好の兵火に焼失したというのに
門だけ残るとはなんだか皮肉。
門の奥にはプルプル震えるバンビちゃんが!
かわいさに一同めろめろ。
大仏殿を奥に見る中門。
そして大仏殿へ。さらに雨はひどくなっていきます。
大仏殿はやはり巨大で荘厳。
驚いたのは、軒を支える組がシンプルな一手先だったこと。
あれだけの大きさの軒をよく支えられてるなぁ……。
盧舎那仏坐像。
春にNHK大阪放送局で完成当時の極彩色の大仏を見ましたが、
色が落ちているほうがやはり見慣れてて大仏って感じがしますね。
台座の蓮弁(蓮の花弁)に線刻された、華厳経の世界観を表わす絵。
虚空蔵菩薩像。こちらは木像なのだそうです。
ミニチュア東大寺にフィギュアマニアとしての血がさわぐ。
もう少しスケール小さくしたやつを発売してほしいものです。
小学校の修学旅行のときに通ったことのある、直径30cmの柱の穴。
もちろん現在はどうあがいても無理です。
子供でも大柄な子は通り抜けはむずかしいかも……。
大仏の鼻の穴と同じだそうですが誰がなんのために開けたのか疑問。
撫で仏・賓頭廬尊者。
やはりというべきか、思いっきり子供に泣かれてました。
だって歯が……目が……。ホラー!!!!
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体が冷えていたのでサクサク日程をこなそうとお隣の春日大社へ。
こちらにもかわいい小鹿が!!!!
そしてさらにかわいいお獅子が。
石灯籠を支えてるんですが、すごいへっぴり腰。
お祓いをすませてから参拝。
暗いですが左手にあるのが砂ずりの藤。
南門。
奥に見えるのが大杉。
直江兼続の娘が関ヶ原の戦いのあった1600年12月に奉納した釣燈籠。
兼続は1588年、おせんは1625年に春日大社を参拝したらしいです。
火袋扉金具銘文
御立願成就如意處也
慶長5年庚
子極月吉日
越後国直江山城守息女敬白
釣燈籠はほかにも有名な大名や武将が多数奉納しているらしく、
じっくり探せばいろいろな発見があったかもしれません。
体はびしょ濡れですが、大満足の東大寺と春日大社でした。
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■おまけ1:春日大社の大宿所近鉄奈良駅近くの商店街にあった春日大社の大宿所の立て札。
「おん祭」に奉仕する大和士の参篭所なのだそうですが、
文中の「豊臣秀吉の
舎弟大和大納言秀長」に目を奪われました。
舎弟。車高の低い車で暴走する羽柴兄弟しか浮かばない……。
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■おまけ2:興福寺夜に興福寺・五重塔を見てきました。
近くの宿に宿泊しているらしい修学旅行生がたくさんいました。