写真倉庫のようなもの

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

【奈良】大和郡山城・大納言塚

2010年7月3日に、奈良旅行に行ったときの写真。
奈良県大和郡山市・大和郡山城。



とにかく雨にたたられた奈良旅行初日。
大和郡山城・追手向櫓前に到着した時には
まだ普通の雨模様だったのですが、だんだん雨脚が……。


駅から乗せてくださったタクシーの運転手さんに
「天守は崩れていてもうありませんよ」というようなことを言われ
一同「崩れたって何?」という疑問符を頭に浮かべていたものの、
後に大和地震で文字通り天守が崩壊したという俗説があることを知る。



追手門(梅林門)。



つるつるした不思議な石垣。
どこの石山から採ってきたんだろう……。



法印曲輪跡にあった派手な城跡会館。
このあたりで雨脚が急に強くなってきて、
傘がまったく役にたたなくなりはじめました。



その近くで観阿彌の墓を発見。
猫よけのペットボトルに異様なまでに囲まれてました。
お墓が野良ネコに荒らされたりしたんでしょうか。
観阿弥が猫好きだったら涙目。



土砂降りのなか、天守台を囲む堀のまわりを散策。
堀の幅と石垣の高さは、やはり元百万石だけあって立派。
藤堂高虎が改築に携わったためか、
全体の雰囲気はやはり伊賀上野のそれに非常に似ていました。



生い茂る緑。



一路天守台の入り口に向かいます。



天守台の中は、柳沢神社になっていました。





石垣の積み方に時代を感じます。



天守台の上にあった石碑。
しかし雨に濡れていて何をかいてあるのか全く読めない。
明治33年と書いてあるので、天守を壊したときに建てたのかも?
わたしの肩口も傘からしたたる雨でびしょぬれでした。



天守台から本丸入り口側を望む。



石垣には地蔵や羅城門の礎石など
転用石がたくさん使われているとのことで
もっとじっくり探したかったのですが、なにしろ雨が凄く……。
そんなわけで、転用石のメインである「逆さ地蔵」だけ探すことに。

場所は天守台の裏だったのですが、回ってみてびっくり……。



地 蔵 だ ら け ……!!!
都市開発などで撤去されたお地蔵さまや供養塔などが不法投棄され、
積もり積もってこのような状態になったのだそう。
逆さ地蔵様が仲間を呼んでいるのかもしれませんね。



肝心の逆さ地蔵は石垣の内部にありました。
写真上に写っているの白い石がそれで、
空洞になっている部分を覗くと天井にお地蔵さまが見えます。
逆さ地蔵というか、うつぶせ地蔵と言ったほうが近いかも。

------------------------------------------------------------

郡山城を散策した後は、豊臣秀長を弔う大納言塚へ……
と思ったらここで雨がどうしようもないレベルに変化。
どうも奈良県全域に大雨洪水警報が出ていたようで、
折りたたみ傘などでは到底雨水を防ぐことなど不可能でした。

おまけに全力で自動車に水たまりの水をひっかけられ、
頭から下着、靴の中までずぶぬれの状態に……。
もう秀長の墓がどうとか言ってられない……。



這々の体で何とかたどり着いた大納言塚ですが、
目的は完全に塚よりも「雨宿りできる屋根のある場所」になってました。

塚の管理事務所の前でちょっとだけ雨宿りさせて頂きましたが
旅行鞄もその中の荷物もすべて雨に濡れてしまって
幸先の悪い旅行になりました。
塚はもう正直余裕がなくて、ほとんどチラ見状態でした……。

スポンサーサイト

<< 【香川】引田城跡+a | main | 【奈良】東大寺・春日大社 >>