2010年5月30日に四国旅行で宇和島を訪れたときの写真。
愛媛県宇和島市・天赦園。
七代・伊達宗紀が隠居の場所として建造した池泉廻遊式庭園。
命名はもちろん伊達政宗の述懐漢詩から。
馬上少年過(馬上少年過ぐ)
世平白髪多(世平らかにして白髪多し)
残躯
天所
赦(残躯天の赦す所)
不楽是如何(楽しまずんば是如何)
折しも花菖蒲が満開の庭。
東京・岡山・佐賀・熊本の各旧藩邸より集められた純日本種だそうです。
春雨亭。
写真奥に見えるのが太鼓橋式の藤棚にかかる白玉藤。
さすがに白藤は散っていましたが、十分雰囲気は伝わりました。
「あ、鯉がいる!」と思って駆け寄ったら……
GYAAAAAAAAAAAA!!!!普通に歩いていただけなのに足音を聞きつけて池じゅうの鯉が……!!
餌なんか持ってないのに。
庭は池を中心にした池泉回遊式庭園。
庭そのものの規模はさほど大きくないものの、
池の広さはかなりのもの。
大名園などを見た後だと小さく感じますが、
町中にぽっかりとこういう庭があることがかなり面白い思います。
ちなみに玄関あたりからは宇和島城が見えました。