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【宇和島】宇和島城

2010年5月30日に四国旅行で宇和島を訪れたときの写真。
愛媛県宇和島市丸之内・宇和島城。

 

上の画像は入り口のひとつ、桑折(こおり)氏武家長屋門。
家老桑折家屋敷地に残されていたものを、登城口に移築したもの。



かなり鬱蒼とした山道。
キノコ狩りに来ていた人と遭遇したぐらい、ふつうに雑木林です。



井戸丸門跡の石垣 (この上に井戸があるので)。
野面積みの荒々しい石垣が、時代の古さを感じさせます。







見事な一面の野面積み。



井戸丸の井戸。







井戸丸の真上にある、三の門跡。
デヴィット・ボウイが魔王役だった映画「
Labyrinth」の迷宮のよう。





二ノ丸から天守を望む。
二ノ丸はかなり狭く、御殿はなく当時も櫓のみの設置だったようです。



ますます迷宮感のある本丸への階段。



頂上。





鉄砲櫓などがあった跡。
宇和島城は全体的に平たい部分がかなり狭く、本丸にも御殿のはありません。
居住区は完全に城山の外・三の丸のみだったようです。



いよいよ天守。



天守の右手に井戸がありました。



天守台の端っこをカットしてるのがかわいい。



小ぶりな天守ながら、千鳥破風や軒唐破風、向唐破風で飾られ、
装飾性の高さがうかがえます。




堅三引両紋。



竹に雀。



九曜紋…と、伊達家の家紋3連発の玄関。



天守に登って外を覗くと、瓦にも九曜紋が。

宇和島の伊達博物館によると、伊達家が九曜紋を使っているのは
細川忠興の九曜紋を"お前の家紋カッコイイな。俺も使うわ"と
政宗がパクったからだそうで…。フリーダム。



天守南東の方角。



こちらは西。
宇和島の海が見えて絶景。



なぜか白アリの被害に関する展示が充実していました…。





宇和島は特に櫓が残っているわけではなく、
建造物はほぼ小さな天守オンリーのお城なので、
縄張りの妙などをメインに見学するほうが楽しいと思います。

特に、通常の城に比べてあらゆる場所が狭い!!
当時は櫓があちこちに立っていたはずなので、もっと狭かったと思います。
高虎時代の実用重視の突貫工事的な縄張りのおかげで、
後年の伊達氏はかなり苦労したのではないでしょうか…。

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