2010年2月14日に
岡山県立博物館の企画展「岡山の戦国時代」を見学したときの写真。
展示物は当然重要文化財なので撮影できませんが、
実際に当世具足に触れられる子供向けコーナーは撮影可でした。
ずっしり重い長太刀。
こんなもの振り回してたらそりゃ同士討ちもするだろうし、
指なんか簡単にふっ飛ぶだろうな……。
腕から手の甲までを守る籠手。
チェック模様になってる部分が鎖で作られてるのがわかります。
腕に巻きつける紐がコートの留め具のような感じで可愛らしい。
特に説明などが書かれていないので正式な部位がよくわかりませんが、
おそらく鎧の下腹部に取り付ける「草摺(くさずり)」。
これも予想ですが、太腿から膝を防御する「佩楯(はいだて)」。
グリーンの亀甲模様部分が膝頭にあたり、中には鉄片が入っています。
当世具足には欠かせない兜。「吹返し」に家紋入り。
周りを囲む「錣(しころ)」部分が変な形だと思っていたら…
伸びた!!!!!!
首周りの動きやすさを考慮してのことのようですが、
兜を置いたときの安定やかさばらなくする意図もあったと思います。
頬から顎を守る「面頬(めんぽお)」。
急所である首を守る「垂(たれ)」と一体化しています。
こちらも伸縮自在なので、首まわりがスムーズに動きます。
胴もあわせて、小さな具足櫃に収納。
大きな甲冑も纏めると案外コンパクトに収まるようです。
やや近世的な兜。
こちらは総鉄なので凄く重い……。
防御力はありますが、こんなに重くては機動力に欠けそうです。
島津の十字紋が入った火縄銃。
薄くはいった細工がとてもきれいです。