写真倉庫のようなもの

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

【香川県丸亀市】丸亀城

2010年1月1日に丸亀城に訪れた際の写真。
丸亀市一番丁丸亀城内・丸亀城。




何回も訪れてるお城なので若干ブログの書きように困りますが……。

丸亀城が2010年は元旦から開城するということで見学に行って来ました。
例年なら年末年始(1ヶ月ぐらいかな?)は冬季閉城している丸亀城ですが、
2009年はお城ブーム、戦国ブームで来場者が増加したということで
特別に元旦営業ということらしいです。



ただ、残念ながら2010年の始まりのこの日は
歩くのもままならないほどの台風並みの暴風が吹き荒れてしまい、
こんな天気の元旦に寺でも神社でもなく城に行くような物好きは
私ぐらいのものでしたが……(ほかの来場者がほとんど居なかった)。

------------------------------------------------------------

■玄関先御門(県指定文化財)

 



------------------------------------------------------------



謎の立て札(たぶんマラソンコースの案内?)

------------------------------------------------------------

■石垣の美



見返り坂の石垣。



丸亀城の石垣は、野面積みや算木積みの土台から垂直になるよう
独特の美しい反りを持たせる「扇の勾配」となっています。



山麓から山頂まで4重に重ねられ、
総高60メートルの石垣は日本一の高さを誇ります。
三の丸石垣だけで一番高い部分は22メートルあります。



ヨーロッパの要塞を見ているような端整な石垣。
石垣の美しさで丸亀城に匹敵するお城はそうはなさそうです。



見上げると壁が迫ってくるよう。



西側には、幾重にも重なる石垣の美しい塁線が見える絶景スポット。



石垣職人たちによるノミの痕がいまもしっかりと残されています。



職人が角を整え忘れた個所もチラホラ。
画像左側の石は、整えるべきラインが下書きされているにも関わらず、
そのまま設置されてしまっているのがわかります。

------------------------------------------------------------

月見櫓からの風景



高所恐怖症のケがある人には十分怖いであろう高さ。



飯野山(讃岐富士)が見えます。



暴風で空気が乾いているからか、
普段は海風の湿度で霞んでしまう瀬戸大橋もくっきりと一望。

------------------------------------------------------------

■天守



二の丸から天守を望む。



風は凄まじい勢いで吹いていますが、お天気は最高だったこの日。
いつも以上に天守は真っ白に輝いて見えます。
丸亀城天守の御三階櫓は、日本に十二基しかない現存天守の一つ。
唐破風や千鳥破風が施され高さは15メートルほどではありますが
それなりに凝った外観をしています。



内部は当然ながら木造。
現存天守はどこもそうですけど階段が急なのでとても危険です。
入り口でスリッパ履かされるので余計に危ない。



梁の上にネズミとりが見える……。



最上階では「日本全国のお城の写真」みたいな展示がされています。
どこの現存天守でもきまってこういうコーナーがありますけど、
設置せよみたいな決まりでもあるんですかねぇ……?



登りも怖いですが、下りも怖すぎる階段。



外に出て、下から回り込んだところ。
石落が口を開けているのがわかりますが
いかにも申し訳程度という感じでなんだか可愛らしい。



丸亀城は瀬戸内海を見下ろすように作られています。
これは瀬戸内の海上交通を見守り警備するためだけでなく、
当時瀬戸内の島々で根深く信仰が続いていたキリシタンたちの蜂起に
備えていたためだとも言われているようです。

------------------------------------------------------------

■遠景



城郭西側のグラウンド方面からの一枚。
帯曲輪と高石垣がめぐらされた姿に「要塞」という言葉が頭を過ぎります。
パッと見の印象は熊本城などに通ずるものがあるように思います。



近くの公園から。
ここから見上げる天守の可愛さは別格ですね。
高い土台にぽつねんと設置された天守はまるでオモチャのような印象です。





スポンサーサイト

<< 【広島県廿日市市】紅葉谷公園 豊国神社千畳閣 | main | 【岡山県岡山市】岡山城 >>