2009年11月21・22日に所用で廿日市に出かけた際の写真(2)。
■国重要文化財・千畳閣(豊国神社)
【厳島神社】に引き続き訪れた豊国神社千畳閣。
豊国神社として豊臣秀吉、加藤清正を祀っています。
社殿(本殿)は桁行正面13間背面15間、
梁間8間の入母屋造平入
本瓦葺。
隣に建つ五重塔とともに重要文化財に指定されています。
千畳閣は、1587年に豊臣秀吉が
戦で亡くなった者への供養として毎月一度千部経を読誦するため
政僧・安国寺恵瓊に建立を命じた大経堂です。
島内では最も大きな建物で、
畳857枚分の広さがあることから千畳閣と呼ばれてきました。
秀吉の急死によって工事が中止されたため、
御神座の上以外は天井が張られておらず、
板壁もない未完成のままの状態で現在に至っています。
明治初年の神仏分離により本尊の釈迦如来座像は大願寺に遷され、
現在は厳島神社末社・豊国神社とされています。
江戸時代には交流の場・納涼の場として人々に親しまれ、
大きな柱には当時の歌舞伎役者一行の名や川柳などが記されています。
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■紅葉谷公園こちらは厳島神社のあとに紅葉谷公園まで歩いた際の写真。
道の途中にあった看板。
なにこの狂気を感じるイラスト……。こわい……。
もう11月下旬なのですが
今年は紅葉が遅かったのかまだちょっと緑色が目立ちます。
ほどよく色づいてきた木もありました。
もみじ茶屋さんの前にある池。
弥山の山頂にいきたかったのですが、
ロープウェイがすさまじい混雑っぷりだったので見送りました。
かわりに、もみじ谷から博奕尾の方向に下ってみることに。
厳島合戦の幕が切って落とされた古戦場「博打尾」の周辺。
毛利軍はこの山の中腹で兵を鼓舞して一気に山を駆け下り、
雨天に油断しきっていた陶軍の背後を突いたといわれています。
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