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【大阪府大阪市】赤手拭稲荷神社

2013年2月26日に赤手拭稲荷神社を訪れた際の写真。
大阪府大阪市・赤手拭稲荷神社。

出張で大阪を訪れて湊町のビジネスホテルに宿泊していたのですが、
ホテルから目と鼻の先というような距離に
古典落語で有名な赤手拭稲荷神社があるということで、
夜明けを待って早朝の参拝に出かけてきました。



車どおりの多いあみだ池筋から一本入った閑静な住宅街の中に、
唐突に真っ赤な鳥居が現れるのでドキッとします。



鳥居から本殿まで伸びる参道。
敷地はコンビニ程度で神社の規模としては最低限の部類だと思いますが、
よく整備されていて地元の人の信仰の篤さが伺えます。



かつての本殿は第二次世界大戦の空襲で焼失し、
現在の本殿は1948年に再建されたものです。
祭神は豊受大神、宇受売神、大山祗命、猿田彦大神、倉稲魂命。



赤手拭稲荷の名前を有名にしているのが、
手水舎にヒラヒラと揺れる無数の赤手拭。
その周りにお花の植木鉢がたくさん置かれているのがかわいいです。



狐にたびたび荷物を盗まれて困り果てていた堺の魚商人が、
稲荷に赤手拭を献じて「これ以上盗まれませんように」と祈願したところ
狐の悪さがぴたりと収まりたいへんな評判となりました。
このことにあやかろうとみながこぞって赤手拭を奉納しはじめたのが、
この稲荷が「赤手拭稲荷」になったはじまりだと言われています。



手拭いはハンガーのようなものに吊るされているようです。
奉納した方の名前が書かれています。



赤手拭稲荷といえば古典落語「ぞろぞろ」でも有名です。
貧しいながらも信心を忘れない茶屋の老夫婦に
商売繁盛のご利益を与えたのがこの赤手拭稲荷でした。
東京では浅草の太郎稲荷に改変されてしまっていますが、
もともとは上方落語で大阪難波が舞台のお話です。



奥に見えるのは末社の稲荷社。
早朝でしたので神社の管理をされている方の姿が見えず、
赤手拭を奉納することができなかったのが残念です。



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